業種や規模、事業の性格によって広報の仕事はそれぞれ異なるが、隣の広報が考えていることは気になるもの。このたび、さまざまな企業や団体から、とっておきの「マイルール」を持ち寄っていただいた。この中から自社に導入できる新ルールを見つけていただきたい。
情報収集・共有編


ニューバランスジャパンPRメンバーの女性誌記事のスクラップ。趣味が高じてはや6冊目。
情報の収集と共有は、それ自体が広報の重要な仕事。経営陣や上司、同僚、他社の広報仲間、メディアなど、全方位に向けそれぞれ独自のルールで情報交換や共有を行っている。
【朝編】
広報の朝はニュースのクリッピングから始まる。目を通す新聞は「5大紙と所属業界の業界紙」「日経3紙と日刊工業と全国紙」などが一般的。若手広報部員の日課となっていたり、全メンバーで担当新聞を決め手分けしていたりと分担方法はさまざまだ。時間帯は、「朝10時までに報告」(人材サービス、食品、製薬など)としている会社が比較的多いが、中には「朝7時から開始」(アパレル)と早朝営業も。このほか「朝9時までに経営陣に報告」、「始業の30分~1時間前に出社」(鉄道)など各社各様だ。クリッピングの対象は自社、競合他社、業界とそれぞれの記事としているところが主流。
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