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老舗和菓子店の紙袋から感じる力強さ

小川裕子(小川裕子デザイン)

水天宮前にある老舗和菓子店「三原堂」

三原堂本店の初代三原田宗元が明治10年に水天宮の門前で和菓子屋を創業した。水天宮とは江戸時代より安産・水難・火難または子供の守り神として広く崇敬されている有名なお宮(神社)であり東京の日本橋蛎殻町にある。東京近郊の方々はよく安産祈願に訪れる場所である。

三原堂のお菓子はかなりバラエティーにとんでいる。個人的に好きなのは「どらやき」「豆大福」「せんべい」だ。どれも絶品である。和菓子の美味しさを改めて堪能させてくれる。そしてまた買いたいと、リピートしたくなる風合いが丁度良いのである。

他にも「御守最中」「上生菓子」「本練羊羹」「季節の和菓子」、さらにはケーキや焼き菓子まで扱っている。これはもう和菓子屋の域を超えている。これだけ長い年月商売を続けてこられ、これだけの種類のお菓子を毎日売り続けられることにはどれだけの努力と経営力が必要なのだろうか?商売の極意がここにあるのだろう。とても勉強させてもらいたいお店である。

刺激的な紙袋

初めて三原堂を訪れ、「美味しそう!」と思いスタッフと食べようと買い物をした時のことだ。衝撃を受けた。袋のデザインが素晴らしいのだ。正直老舗の和菓子屋で店構えはわりと普通で、それほどデザインには期待していなかったのだが、どこにもないほどの激しいタッチのデザイン。しかし、紙質はペラペラのいわゆる薄い紙なのだ。その合わせ技が見事にマッチしており、いまだに...

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