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小さなお店のSNS活用とコミュニティ

島袋孝一(プリファードネットワークス マーケティング)

土佐しらす食堂 二万匹

本誌2022年2月号は大手小売やメーカーの事例が多く掲載された「SNS活用」が特集テーマでした。販促において「SNS」が欠かせない手段であることを再認識した特集でした。しかし、全国の企業数は382万社。その99.7%が中小企業という環境。本読者も大企業の方ばかりではないと思うので、今回は小規模事業者の方に向けて、とある小さな飲食店のSNS活用の事例をご紹介します。

コロナ禍の飲食店

国や地方自治体からの助成制度はありつつも、不安定な環境が続いています。僕の生活圏内でもシャッターが降りていくのを目の当たりにしていました。そんな中、従来からのファン(常連客)とのコミュニケーションを軸に、背伸びしないSNS活用を地道に継続している、とあるお店をご紹介します。

座席数は10しかない六本木裏路地にある「土佐しらす食堂 二万匹」です。かねてよりIT業界の著名人が集う店で、リアルな「口コミ」で常連客を増やしてきたお店です。私も「コミュニティマーケティング」の勉強会であった友人経由で知り、足繁く通っていました。

しかし、刻々と変化する環境変化の中で、僕自身の訪問頻度は減っていました。しかし、忘れることなく、また行きたい、と常に思っていました。その理由を僕なりに分析してみました。

「素敵な美味しい料理を提供する」という前提はありつつ⋯⋯

あと60%

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