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NFTでOOHの民主化に挑む

平井健一郎

CoinPost/屋外広告枠のNFT化販売

「NFT」は昨今大きく注目されているキーワードのひとつだ。NFTとはNon-Fungible Token(非代替性トークン)の略で、ブロックチェーンによって他に代替できない唯一性が付与されたデジタルデータを指す。アートやゲーム関連をはじめ様々な産業での利用可能性が期待されている。今回は、そんなNFTをOOHの領域で活用した取り組みを紹介したい。

今年2月仮想通貨メディアを運営するCoinPostは、LIVE BOARD社、Bridges社と共に、屋外広告枠をNFT化して販売する実証実験を始めた。Bridges社の提供するNFTマーケットプレイス「Kaleido」上に、屋外ビジョン「青山ストリートビルボード」の4週間放映権を出品した。対象の仮想通貨を持つユーザーであれば誰でも放映権取得に参加できる仕組みだ。

実際に掲出された広告(JPYC株式会社)。

取引を自動化

CoinPost代表 各務 貴仁氏によると、本施策によってOOH取引の簡略化と、販売機会の最大化を実現できないかと考えたそうだ。NFT取引の要となる概念に「スマートコントラクト」がある。スマートコントラクトとは、ブロックチェーン技術によって一連の契約行為を自動化するプログラムを指す。

今回の例でいえば、広告枠の入札から入稿、放映までの流れを予めプログラムに組み込んでおくことで、一連のプロセスが完了して...

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