メトロアドエージェンシー/アドターミナル
最近テレビを見ていて、多種多様な会社のCMが増えてきたと感じる。これまではテレビCMといえば、比較的予算のあるナショナルスポンサーだけが出稿できるマスメディアの王様ともいうべき存在であったが、今では数万円からCMを出せることを謳うサービスもでき、さらにWeb上で購入や入稿までできるものもある。広告メディアを使う事業社やニーズ、予算などが多様化し、以前に比べて、門戸が開かれてきていると感じる。
昨今の環境変化も影響し、個人で事業を営む人が増えたり、次々と新しいベンチャー企業が生まれたりしている状況では、誰にでもやさしい購買手段の提供が媒体主側にも求められているといえる。
そんな中、メトロアドエージェンシーは10月14日に「アドターミナル」という新サービスをリリースした。これは、Webサイト上で東京メトロの全ての交通広告メディアが検索でき、さらにその場で購入の申し込みができるというものだ。通販サイトで買い物を楽しむように、メディアを場所や種類といった様々な条件から探せ、カートに追加することができる。また購入の手続きも、従来の請求書発行に加え、クレジットカードでも決済できるのが特徴的だ。
本サービスを開発した同社営業本部ビジネス開発局によると、冒頭で挙げたような課題が交通広告界でもあり、特に「購買方法や費用感のわかりづらさ」によって機会損失が発生している状況があったという。例えば、あるお店の店主が駅の中を歩いていて...
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