スウェーデン発のファッションブランドH&Mは、3月にサステナビリティにフォーカスしたキャンペーンをスタート。SNSなどでの発信を通じて、“共感”を基にした消費行動につなげた。
グローバルアパレル企業として、長年サステナビリティの実現に取り組んできたH&M(エイチ・アンド・エム へネス・アンド・マウリッツ)。2020SS(春夏シーズン)ではサステナブルな素材を使用した3つのコレクションを展開した。
日本では2020年3月から6月にかけて、100%循環型のファッションを目指すキャンペーン「LET'S CHANGE FASHION」をスタート。モデルの水原希子をサステナビリティ・アンバサダーに起用し、プロモーションを行ってきた。
トレンド感も追求したデザイン
H&Mは長年サステナビリティに取り組み、サステナブルな素材を積極的に使用してきた。これには、商品を通して生活者にサステナビリティに興味を持ってもらい、意識を高める狙いがある。
同社マーケティングマネジャーのPaulina Karelius(ポーリーナ・カレリウス)氏は3つのコレクションについて「これまでのサステナブルプロダクトのイメージを覆す商品です」と話す。無駄をそぎ落としたようなシンプルなデザインではなく、H&Mらしくファッション性を追求しトレンド感のあるデザインにこだわった。
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