アメリカの地で花開いた印象派の作品
印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵
今から150年前の1874年4月、パリのカピュシーヌ大通り35番地で、のちに「印象派」と呼ばれる画家たちの初めての展覧会が開催された。19世紀末の大都市パリには国内外から多くの画家が集い、印象派に触れて新しい絵画の表現手法を学び、自国へと持ち帰った。
本展では、1898年の開館当初から印象派の作品を積極的に収集してきたウスター美術館の印象派コレクションを日本初公開。西洋美術の伝統を覆した印象派の革新性とその広がり、とりわけアメリカ各地で展開した印象派の諸相に光をあてる。
珠玉のコレクションから展示されるのは、モネ、ルノワールといったフランス印象派に加えて、ドイツや北欧の作家、アメリカ印象派を代表するハッサムら40人以上の手による約70点。これまで日本で紹介される機会の少なかった「アメリカ印象派」の魅力を堪能できる貴重な機会でもある。

トマス・コール《アルノ川の眺望、フィレンツェ近郊》1837年 油彩、カンヴァス ウスター美術館 Gift of Martha Esty Michie, 1991.179

クロード・モネ《睡蓮》1908年 油彩、カンヴァス ウスター美術館 Museum Purchase, 1910.26
All images courtesy of the Worcester Art Museum. This exhibition was organized by the Worcester Art Museum.
印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 | |
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期間 | 開催中、4月7日まで 東京都美術館[東京・台東区] |
時間 | 9時30分~17時30分(金曜は20時まで、入場は閉室時間の30分前まで) |