約200点の資料で辿る デザイナーの原点と未来
コシノジュンコ 原点から現点
新人デザイナーの登竜門といわれる「装苑賞」を文化服装学院在学中の1960年に最年少で受賞したコシノジュンコ。
1966年に東京・青山にブティック「COLLET」をオープンし、1970年の日本万国博覧会ではパビリオンユニフォームを手がけた。
1978年にパリコレクションへの初参加を果たしたのち、ニューヨークのメトロポリタン美術館やキューバなど世界各地でショーを開催し、国内外で高い評価を得てきた。
近年ではインテリアや食、花火のデザインなど、創造の対象は服飾デザインの領域を超え、新たな境地を切り開いている。
その活動の全貌を紹介する過去最大の展覧会となる本展では、高校時代に描いたデッサンや油彩画、装苑賞受賞作品、モデルの山口小夜子を起用した資生堂「ベネフィーク」の広告、映像演出など約200点を展示。
会場をステージやランウェイに見立てて約100着の衣装が一堂に並ぶほか、世界各地で開催されたショーの映像も公開される。