伝説というヴェールの下にある倉俣史朗に迫る
倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙
1960年代以降のデザイン界において、世界的に高い評価を受けたデザイナーの倉俣史朗。アクリルやガラスのほか、建材用アルミなど、従来の家具やインテリアデザインの世界では用いられなかった工業素材に独自の詩情を乗せた仕事は、見る者を日常の外へと誘いだす力を持っている。
1991年に56歳で突然この世を去った倉俣の評価の高さに対し、その業績を目の当たりにする機会は多くない。2021年に没後30年を経たことをひとつの契機に、作家の内面やその思考の背景による「倉俣史朗自身」をひとつの軸としつつ、その「倉俣史朗自身」と紐づけながら初期から晩年までの作品を紹介。多彩な資料から倉俣史朗という人と仕事を伝える貴重な機会となる。
倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙 | |
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期間 | 11月18日~ 2024年1月28日 世田谷美術館[東京・世田谷区] |
時間 | 10時~18時(入場は閉館時間の30分前まで) |
休館日 | 月曜(2024年1月8日は開館)、12月29日~ 2024年1月3日、1月9日 |
観覧料 | 観覧料: 一般1200円、65 歳以上1000円、大学・高校生800円、中学・小学生500円 |
お問い合わせ | ハローダイヤル 050-5541-8600 ※展示室内の混雑を避けるため、「日時指定券」を11月1日より販売します(オンライン・クレジット決済、またはd払い)。オンラインでのご購入が難しい方、各種割引をご利用の方は美術館窓口で「当日券」をご購入ください。ただし、来場時に予定数の販売が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。 |
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