遊び心あふれる広場で体感するクリエイティブ
ギンザ・グラフィック・ギャラリー
第396回企画展
KOICHI KOSUGI Graphic Park
アートディレクター、クリエイティブディレクターとして活躍し、3月には『わかる!使える!デザイン』(宣伝会議刊)を刊行した小杉幸一。
自身の仕事を「形をつくるだけの人ではなく、考え方を翻訳してつくる人」と表現する。
企業やブランドなどのキャラクターを明快にする「コミュニケーション人格」デザインをもとに、既存の枠を軽やかに超えていく翻訳家として、これまで資生堂「50 selfiesof Lady Gaga」や「YMO40」「パルコアラ」「STARFLYER」など、多くのプロジェクトを手がけてきた。
「グラフィックパーク」と題した本展は、これまで手がけた広告デザインやキャンペーン、CIデザイン、ブランド開発などの代表的なクリエイティブを体感できる。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー第396回企画展 KOICHI KOSUGI Graphic Park | |
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7月11日~8月21日 |
マテリアルが織り成す世界との再会と対話
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人間は有史以前からマテリアルと共に暮らし、密接な対話を通してものをつくり、暮らしを営んできた。
しかし現代では、「座りやすそうな木製の椅子」と捉えることはあっても、「生命感のある木」という原初的な感覚まで立ち戻り、思いを巡らせることはごくまれだろう。
そこで本展は、「つくる/つかう」という視点から断ち切られてしまったマテリアルとのつながりを、地球をめぐる果てしなく広大な物語から読み解き、再発見を試みる。
展覧会のディレクターを務めるのは、既存の枠組みを揺さぶる実験的な自主研究プロジェクトの研究成果を起点に、新しいデザインのかたちを発信し続けるデザイナーの吉泉聡。
さらに芸術人類学者の石倉敏明、バイオミメティクスデザイナーの亀井潤を企画協力に迎え、これまで人間が営んできた自然との多様な関わり方をアートやデザイン、人類学の観点から紐解くと同時に、最先端のマテリアルサイエンスが私たちの感覚をどのようにアップデートしてくれるのかについても紹介する。
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7月14日~11月5日 21_21 DESIGN SIGHT[東京・港区] 10時~19時(入場は閉館時間の30分前まで) 休館日:火曜 観覧料:一般1400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料 ◇お問い合わせ→21_21 DESIGN SIGHT 03-3475-2121 |