独特の世界観を持つゴーリーとは何者か
エドワード・ゴーリーを巡る旅
Journey to the World of Edward Gorey
不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描。その世界観に熱狂的なファンも多い絵本作家のエドワード・ゴーリーは、19世紀に建てられた築200年の古い邸宅「ゴーリーハウス」を終の住処とした。
本展は、記念館となったゴーリーハウスでの企画展を「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」といったテーマを軸に、約250点の作品で再構成。原画とともに、キャラクター設定のためのスケッチやドローイングなども展示している。
また、1970年代に総合デザインを担当したミュージカル『ドラキュラ』でトニー賞の衣装デザイン賞を受賞するなど、多彩な才能を発揮したゴーリーと舞台美術やテレビ、映画などとの関わりにも触れる。
エドワード・ゴーリーを巡る旅 Journey to the World of Edward Gorey | |
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開催中、6月11日まで 渋谷区立松濤美術館[東京・渋谷区] |
時代と対峙した画家の25年にわたる創作の軌跡
麻生三郎展 三軒茶屋の頃、そしてベン・シャーン
現実と対峙しながら、自らの内面を深く見つめ、そこから浮かび上がる「人間のいる風景」を一貫して描いた画家 麻生三郎の生誕110年を記念した展覧会。スポットをあてるのは、麻生が世田谷に暮らした25年間の軌跡。戦争末期の空襲で豊島区長崎のアトリエ村を失い、三軒茶屋で...