Clio Awards 2023
4月25日、米国・ニューヨークでClio Awards 2023の授賞式が開催され、最高賞であるGrandが発表になった。今回の審査作品は、2021年8月1日から(一部部門除く)2023年2月24日までの間に発表されたものを対象としている。
GRANDは、14部門で13の企業・団体の取り組みが受賞。AB InBev/コロナビール「Corona Plastic Fishing Tournament」、Grupo Estratégico PAEの「Morning After Island」が3部門でGrandを獲得した。
「Corona Plastic Fishing Tournament」は海洋環境の保護のためにメキシコで世界初の「プラスチック釣り大会」を開催。漁師たちがプラスチック廃棄物の最大獲得量を競い、リサイクル業者に売却する仕組みをつくった。漁師たちの新たな収入源も生み、大会は中国やイスラエル、ブラジルにおいても開催されるようになった。
「Morning After Island」は中南米のホンジュラスの女性の権利を守る取り組み。同国では緊急避妊薬の販売・使用が法律で禁じられており、35万人もの未成年が出産していた。そこで法律が適用されない公海上に木製の台を設置し緊急避妊薬を服用できる場を設けた。その様子を発信して世論に訴え、緊急避妊薬の合法的な使用を働きかけた。
Clio Awards 2023 GRAND(最高賞)受賞作品
●Audio
・Dell Technologies&Intel
「I Will Always Be Me」
(VMLY&R New York)
●Branded Entertainment&Content/Creative Use of Data
・Anheuser Busch Michelob ULTRA
「McEnroe vs McEnroe」(01)
(FCB New York)
●Creative Commerce
・Ujjivan Small Finance Bank
「Shagun Ka Lifafa」
(McCann Worldgroup India)
●Creative Effectiveness
・eos
「Bless Your F*ing Cooch」(02)
(Mischief@No Fixed Address)