注目の作家たちによるグループ展
六本木クロッシング/未来を担う美術家たち 21st DOMANI・明日展
国内外で期待されるアーティストたちの作品展が、3月まで開催されている。
その一つ、第6回目の開催となる「六本木クロッシング」は、シリーズ初の試みとして、森美術館の3人のキュレーターのみで共同キュレーションを行い、1970-80年代生まれを中心とした日本人アーティスト約25組を紹介する。今回のテーマは、現代の表現を通じて見えてくる「つながり」。テクノロジーの進化によって、さまざまな「分断」が起こる現代の社会において、対極のものを接続すること、異質なものを融合すること、本来備わっているつながりを可視化することなど、アーティストたちは作品を通じてさまざまな「つながり」を提示する。
今年で21回目の開催となる「DOMANI・明日展」では、文化庁による新進作家育成プログラムで海外に送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする。本年度は「平成の終わりに」をサブタイトルに、国立新美術館の豊かな空間を生かし、研修を終えて比較的時間が浅い、昭和50年代に生まれ、平成時代に表現者を目指した9作家がラインナップされている。「元号」(日本)と「西暦」(海外)を往還しつつ生まれた彼らの表現とは。いま注目のアーティストたちの作品をしっかりと見ておきたい。
六本木クロッシング2019展
六本木クロッシング2019展 | |
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2月9日~5月26日 森美術館 月・水~日:10時~22時 火:10時~17時(ただし4月30日は22時まで) 入館料:一般 1800円、高校・大学生 1200円、4歳~中学生 600円、65歳以上 1500円 ◆お問い合わせ→03-5777-8600(ハローダイヤル) |