ワビサビ20周年 これまでとこれから
ワビサビ結成20周年展
デザインコンビ「ワビサビ」の結成20周年展が、北海道・札幌文化芸術交流センターSCARTSで1月19日から開催される。
ワビサビは、工藤"ワビ"良平と中西"サビ"一志によって結成されたデザインコンビ。日頃の仕事に満足できず、自分たちのやりたいコトだけをやろう!と札幌で結成された。当初は自分たちのデザイン欲を満たすためだけの創作活動だったが、次第に積極的に発表の場をつくるようになり、国内外で数多くのデザイン賞を受賞。現在では広告、グラフィックデザインをはじめ、オブジェ、映像、ファッション、インテリアまで多方面での制作を行っている。本展では、ワビサビ結成の初期衝動から現在まで、そしてこれからの創作の模索まで、さまざまなワビサビワークを一堂に展示する。
ワビサビ結成20周年展 「ワビサビはどこから来たのか? ワビサビは何者か? ワビサビはどこへ行くのか?」 |
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1月19日~1月30日 札幌文化芸術交流センター SCARTS SCARTS コート |
人間の眼には捉えることのできない光の痕跡
片桐飛鳥個展「光と今-Photon Superposition」
写真家 片桐飛鳥の個展「光と今- Photon Superposition」が、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYで1月19日から開催される。
片桐の写真制作のテーマは「光」。個展形式で初の発表となる〈21_34〉シリーズもまた、2009年から継続する「光」を被写体とした写真作品である。本シリーズでは、夜空に打ち上げられる「花火」の光をとらえている。夜空一面に広がる人工的でありながら刹那的な光は、はじまりと終わりを持つ命のよう。片桐は集中力を研ぎ澄ました静寂な瞑想状態で、人間の眼には捉えることのできない光の痕跡を記録していく。
前作「Light Navigation」シリーズはフィルムで撮影して暗室でプリントしたが、〈21_34〉シリーズは、デジタルカメラで撮影したtypeCプリントによる1点ものの彫刻作品として展示する。会場には、同シリーズ作品7点とドローイング1点を展示予定で、うち6点が新作となる。会期中はトークイベントも開催される …