大原大次郎と田中義久がお互いを解剖する
大原大次郎・田中義久 二人展「大原の身体 田中の生態」
デザイナー 大原大次郎と田中義久がお互いを研究対象の素材とし、「身体」と「生態」という切り口をもとにそれぞれを解剖する展覧会「大原の身体 田中の生態」が、クリエイションギャラリーG8で、1月11日から開催される。
活動の領域は異なるものの、その表現手段、方法論を独自の文脈で深め、同時代のデザイナーとしてキャリアを重ねてきた大原と田中。本展では、それぞれのなかにあるデザインの本質を、互いに読み解くことを試みる。
大原は田中がデザインしてきた本の生態を描写。本の肖像群と、本に関わる出版社や印刷所などの制作環境を定点観測し、そのリサーチプロセスを進行形で公開する。一方、田中は大原がレジデンスした先で採集してきたマテリアルの抽出や、行為の中に内在する身体性を考察し、変容させることで紙へと集約する。そのリサーチによって生み出された成果物とプロセスとはいかなるものなのか。会場で確かめたい …