01 最寄駅から新店までの導線上、計18カ所に掲出されたポスター
1月30日、東京・板橋区にオープンした「西友蓮根坂下店」。開店に先立つプロモーションは、新店告知において一般的な折込チラシではなく、街全体を使ったポスター展開という形がとられた。
「スーパーの新店オープン」という日常的な出来事を地域住民にとってのニュースにし、強い来店動機を形成する。駅前に競合店がひしめく中、駅と駅の中間地点という不利な立地条件を克服し、生活者を店舗まで誘引する。この2つの課題を解決するため「地域住民を巻き込み、街全体をメディア化して、西友の出店を楽しんでもらいながら店舗にナビゲートすることを狙いました」と電通の加我俊介さんは話す。ポスターの掲出箇所は計50カ所。そのうち最寄り駅の都営三田線 蓮根駅/志村三丁目駅から新店までの導線上にある民家や店舗、企業18カ所に対しては、一軒一軒交渉を進めた。