RCC ラジオ テレビCM「耳が、離せない。」4 篇
AMラジオの放送中、スタジオ内に乱入者が!それでもパーソナリティは声色を変えることなく番組を続け...。RCC(中国放送)がオンエアした「ラジオのテレビCM」。6月17日から約2週間、RCCテレビで集中的に放送、現在も目にすることができる。
結果、6月24~30日の聴取率週間ではFMを抜いてトップに。普段はFMに水をあけられている「12~39歳」のターゲット層でも聴取率を0.3ポイント上げた。
CDの鍵矢康紀さん(電通西日本)は「ラジオを聞いて、の前に、ラジオを思い出して、から始めようと考えていました」と企画当初を振り返る。ラジオが一家に一台あった時代は過ぎ、ラジオがないことが当たり前になりつつある環境では存在感を示すほうが先決だ。
施策のヒントは、RCCラジオ編成業務部金尾雅彦部長の「ラジオのテレビCMをやろう」というオーダー。同部長はUstream連動のラジオ討論番組を手がけるなど、実験的な取り組みに積極的でもある。それに鍵矢さんは「ラジオのスタジオやパーソナリティをそのまま出す」というアイデアをかけ合わせた。「スタジオ内やパーソナリティが見られる機会は少ないから目を引く。シズルもあり、親近感もわきます」。
ラジオの特徴は、生放送と途切れないトーク。では、トークを妨げる危機が訪れたらどうなるか。スタッフ皆でアイデアを広げた。