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CMリアルタイム視聴うながすアプリ

北海道放送「HBC 聞き耳アプリ」

01 「HBC聞き耳アプリ
北海道放送の「重音テト」のジングルはYouTubeにもアップロードされており、道外のユーザーも利用可能。

北海道放送「HBC 聞き耳アプリ」

北海道放送(HBC)は8月、音声認識アプリ「HBC聞き耳App」をリリースした。スマートフォンでアプリを起動し、テレビ・ラジオの音声や、イベント会場で流れる音声を認識させると、特典や情報が届くアプリだ。同月9~11日に開催された北海道日本ハムファイターズ主催のイベントほか、社外のイベントや番宣展開、自社制作番組内での告知キャンペーンも実施。全社横断的な取り組みとなっている。

「CMのリアルタイム視聴をうながす企画として構想しました」と話すのは同社営業推進部の三上純矢さん。そもそも放送局と「音」は親和性が高い。スマートフォンが普及し、セカンドスクリーン視聴が拡大する状況も追い風だ。ベースとなるシステムは、ソニー系のIT企業ゼータ・ブリッジから提供を受け、HBC仕様に自社開発。8カ月かけて制作した。

このアプリのヒットメニューは、HBCの番宣アシスタントキャラクター「重音テト」。ジングルをアプリに聞かせると、スペシャル画像が手に入る。同キャラは2008年のエイプリルフールにネットユーザーがジョークとして創作したのをきっかけに、その後、実際にフリーの音声合成ソフトウエアとして、インターネット上でファンを増やしたバーチャルアイドル。HBCの宣伝担当者が同キャラを深夜帯中心の番宣キャラに起用していた経緯があり、それが今回のアプリへ「重音テト」を採用する企画決定への後押しとなった。

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