日々進化する映像技術に伴い求められる高い映像表現に対応していくための、理想的な作業環境とは?3DCGやアニメーションなどデジタル映像を制作するオー・エル・エム(OLM)デジタルに聞く。
©2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
01,02 アメリカのテレビチャンネル
「ディズニーXDで放映しているアニメ『PAC-MAN and the Ghostly Adventures』
制作工程を最大限効率化する
OLMデジタルは、「ポケットモンスター」をはじめとするさまざまなアニメーションの企画・制作を手がけるOLMグループにおいて、3DCGやアニメーション、実写映画のビジュアルエフェクトなど、デジタル映像制作全般を担っている。
映像技術が発展する中で、制作される映像自体は低予算でつくられるアニメーションから、フル3DCGでつくられるアニメ映画など、二極化が急速に進んでいる。その状況下で映像制作会社に求められるのは、「会社独自の映像表現を確立しつつも、その制作過程において最大限効率化を図っていくこと」だと、OLMデジタルの四倉達夫さんは話す。同社においてその実現を技術面から担っているのが、四倉さんの所属する研究開発部門だ。