「日々の音色」や「映し鏡」など、話題性のあるミュージックビデオを次々と世に送り出してきたバンド「SOUR」の新作MVが2013年10月に公開された。「フェナキストスコープ」というアニメーション手法を使った今回のMV制作について、PARTYの川村真司さんに聞いた。
01,02 「Life is Music」MV。音にシンクロしてアニメーションが展開する。1盤面上に17コマの絵が描かれており、それを1/15秒のシャッタースピードで撮影すると、曲と同期する105bpmの映像が撮れる仕組み。
03 中盤では、ロトスコープで実際の動きをキャプチャしてアニメ化したSOURの3人も登場する。
毎回新しい映像のチャレンジを
CDの盤面が回転しはじめると、その盤面に印刷されていた不思議なグラフィックがにわかに動き出す――「Life is Music」は、CGを一切使わず、189のCDの盤面に描かれた異なる絵を回転させることで、作りあげたアニメーション映像だ。音楽のようにサイクルする人生について歌った曲と演出がマッチする。音とシンクロしながら、にぎやかに動くアニメーションの動きに思わず目が吸いつけられる。