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宣伝担当者が知っておきたいクリエイティブの基本

コーポレートブランディングの秀逸事例

消費者や株主などのステークホルダーに対し企業の存在意義を伝え、ブランドを構築し、企業価値を向上させる役割を持つ「コーポレートメッセージ」。寄稿者2名が秀逸と感じた事例を5点、紹介します。

CASE 01
クボタのブランディングコミュニケーション

長澤まさみさん起用のCMでは人気度・好感度の獲得を企図。60秒の長尺CM【画像1】ではグローバル感・企業理念の具現化が強く意識されています。新聞30段では同社の取り組みに関する圧倒的なファクトの提示でビジネス層にコミット。そしてWebサイトの『KUBOTA FUTURE CUBE』【画像2】では、世界観やインターフェイスからDXの先端をゆく、未来感を提示しました(西田氏)。

【画像1】テレビCM『C'est la vie~これぞ人生~』篇。

【画像2】『KUBOTA FUTURE CUBE』は、「2023日本BtoB広告賞」(日本BtoB広告協会主催)など、各賞を受賞。

CASE 02
ヤマト運輸「未来より先に動け」

「運送業」から「運創業」への転換を目指した、ヤマト運輸の次世代の事業領域を「次の運び方をつくる」という押さえのコピーとともに、見事に言い当てているコピーワークが秀逸。静謐で誠実な世界観を描くことで、運送業に新しい風を感じさせようとしている同社の、高い志に敬意を感じます(西田氏)。

CASE 03
サントリー「水と生きる SUNTORY」

人間は水がなくては生きていけない。飲料メーカーもいい水がなければいい製品はつくることができない。

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自主プレゼンはクライアントへのエール 大切なのは「魅力の『再』発見」
自社だからこそ提供できる情報をペルソナにとって価値あるコンテンツに
ひとつのコンテンツのカタチを変えあらゆる媒体にデリバリーする
届けたい相手には普段使いの言葉で等身大の共感や発見をストーリーに込める
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