
資材費高騰・予算縮小リアルブースをどうつくる?
東京ビッグサイトのような大型展示会場では、毎週のように様々な業種の展示会が開催されています。
当社はこれまで数多くの出展社の展示ブースを設計し、集客を実現する手法を考えてきました。定められたテーマの下、多くの来場者が訪れる展示会は、出展すれば自社ブースに多くの来場者が来てくれると考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際には、出展しさえすれば成果が出るわけではなく、むしろ無策で出展すれば大きな確率で来場者が寄って来ず、出展に失敗してしまうということを知っておいてほしいと思います。
では、どのようなブースをつくれば、より多くの来場者が自社ブースに立ち寄ってくれるのでしょうか。
これまで、展示会に関係する人々は、「派手にして目立つ」「とにかくインパクトを与える」という漠然とした方法でブースの構築を行ってきました。これは決して間違いではありません。しかし、この手法には3つの大きな問題点があります。
まず、ターゲットが曖昧なため、見込み客でない来場者まで集まってしまう、という点。次に、派手にするためにブース形状が複雑になり、設営コストが高くなってしまう、という点です。さらに、派手にするあまりに企業イメージを損なってしまい、「ブランド価値を下げてしまう」可能性も出てくることでしょう。この「目立つようにして集客をする」という手法は、コロナ禍前までは通用してきました。しかし、現在では、資材費等の高騰によりブースの設営費は驚くほど高くなっています。