広告マーケティングの専門メディア

           

広告業界トピックス

プロスポーツチームと連携 新聞各紙の新たな取り組み

宮浦 慎

地方創生、発信とイベントで地方紙各社のスポーツ連携

地方紙各社は地元のスポーツチームと連携し、試合や選手の情報発信に加え地域の活性化に取り組んでいる。昨年12月には神戸新聞社がラグビーのリーグワン1部の「コベルコ神戸スティーラーズ」とメディアパートナー契約を結んだ。同年にプロバスケットボールのBリーグと合同で提携した地方紙各社は、個別の社と地元チームによる従来の連携の枠組みから一歩踏み込み、各社がリーグ全体にかかわる情報発信に力を入れている。

合同でBリーグと提携 情報発信を強化

神戸新聞社はメディアパートナー契約の締結により、紙面やニュースサイトなどで、前述のスティーラーズに関する情報発信を強化している。ラグビーやチームに対する読者の関心を喚起するとともに、スポーツを通じた地域振興につなげる狙い。

契約はリーグワンが理念に据える「地域密着」を踏まえ、スティーラーズ側から打診があったという。スティーラーズの地域に根差した活動を支える上で、オフシーズンを中心に試合以外での選手と地元住民との交流を積極的に取り上げるよう意識している。

神戸新聞社はイベントの開催などを通じ、「ラグビー熱」を高める取り組みにも注力している。

地方紙各社は昨年2月から合同でプロバスケットボールのBリーグと提携している。各紙は以前から地元のチームと連携し、地域貢献事業などに取り組んできた。各社合同でのリーグとの提携を通じ、特集記事や広告の掲載などでBリーグ全体にかかわる情報発信を強化している。

Bリーグは2026年に...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

広告業界トピックス の記事一覧

注目ニュースは?広告界ニュースダイジェスト(2)
注目ニュースは?広告界ニュースダイジェスト(1)
The Power of OOH 「アウトサイド−イン」という新たな収益源
「春の訪れ」とともに変わる出版・雑誌 業界団体の活動が市場課題の糸口になるか
プロスポーツチームと連携 新聞各紙の新たな取り組み(この記事です)
民放連、調査内容をマンガや動画で伝える「よくわかるテレビの広告効果」を公開
The Power of OOH 日本のOOHは「買い」市場
2022年、日本の広告費が発表 雑誌広告の役割を見直すきっかけに
地元紙への信頼が安心感に 地方紙各社が「婚活」を支援
U-NEXTとParaviが統合 国内勢では最大の動画配信プラットフォームに
The Power of OOH 屋外広告フォーマットの標準化
雑誌のブランド力は、いかに広告価値に寄与するのか
40代までの読者の獲得を意識 地域経済や生活情報の発信に注力
民放連が予測、2023年度のテレビ・ラジオの営業収入
NHK、2年ぶりの赤字予算 受信料収入は大幅減収見込み
The Power of OOH 広告を「見た」ことにこだわる理由
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する