放送権料の高騰により、対応が変化
4年に一度のサッカーの祭典、FIFAワールドカップ・カタール大会が11月20日に開幕した。放送権料の高騰などによりジャパンコンソーシアム(JC)方式から、個社対応になった今大会の放送対応について、改めて確認しておきたい。
2022年FIFAワールドカップ・カタール大会は日本国内のメディア権(放送権および配信権)をFIFAから電通が取得し、当初はJCと交渉を行ったが、まとまらなかったという。結果的に、放送ではNHKとテレビ朝日、フジテレビの3社が地上波およびBSでの放送権を取得した。また、配信ではサイバーエージェント「ABEMA TV」が全64試合を無料ライブ配信する。
NHKは64試合のうち、約1/3の計21試合を総合テレビおよびBS4Kで生中継する。NHKプラスでの同時配信も行う。開幕戦の「カタール×エクアドル」(日本時間11/21(日)1:00)、日本のグループリーグ初戦「日本×ドイツ」(同11/23(水)22:00)のほか、「ブラジル×セルビア」(同11/25(金)4:00)や「イングランド×アメリカ」(同11/26(土)4:00)などの好カードに加え、準決勝(12/14(水)4:00)、決勝(12/19(月)0:00)などの中継を予定する。
また全64試合のダイジェストを「デイリーハイライト」「ウイークリーハイライト」で放送する。
一方、テレビ朝日とフジテレビは地上波でそれぞれ10試合ずつ生中継する。テレビ朝日は日本のグループステージ第2戦「日本×コスタリカ」(11/27(日)19:00)のほか、「ポルトガル×ガーナ」(11/24(木)25:00)、ベスト16(12/7(水)4:00)、準決勝(12/14(水)または12/15(木)4:00)などを...