消費トレンドの発信源として重要なマーケットでありながら、マスメディアだけでは、なかなかリーチしづらいF1層。この世代に響くコミュニケーションのポイントを読み解きます。
Vol.4 ミニストップ編
シズル感のある動画で興味を喚起し、店舗送客を実現
ミニストップは「C CHANNEL」を使って、「練乳いちごパフェ」のプロモーションを実施。ターゲットをF1層に絞り、店舗送客をゴールに実施したミニストップの戦略の背景とは何か。『宣伝会議』編集部が迫ります。
―ミニストップにおけるデジタル活用の方針を教えてください。
菊地:以前は世帯単位など、ばらまき型とも言えるプロモーションでも十分に機能していましたが、今は個にリーチしないとなかなか成果が出ない時代になっています。一人ひとりのお客さまに適した情報を適切なメディアを通じて届けるためには、デジタルの活用は欠かせない。そこでデジタルメディアの活用を進めることになりました。
蓑田:今回、「練乳いちごパフェ」のプロモーションで「C CHANNEL」を活用いただきました。あらゆる年代の方が来店されるミニストップさんが、F1層に強い私たちをパートナーに選んでいただけたことが、嬉しかったです。
菊地:コンビニエンスストアのお客さまは男性が中心で、なおかつ当社は女性の中でも特にF1層に課題があった。F1層の行動を喚起できるメディアを探す中で「C CHANNEL」にたどり着いたのです。
蓑田:「練乳いちごパフェ」はビジュアル的にも、私たちのユーザーが興味を持つ要素が多くあり、お話を聞いて、このコラボはうまくいくと確信していました。
―動画に着目した理由をお聞かせください。
菊地:私たちは広告において、シズル感を重視しています。動画メディアを選んだのは、シズル感の表現に長けているから。さらにF1世代のスタッフが制作する「C CHANNEL」の動画は、これまでの私たちの商品訴求のセオリーにとらわれないユーザー目線の表現で、発見がありました。
蓑田:私たちは国内で1200万を超えるフォロワーを抱えていることで認知の獲得はもちろん、行動喚起にまでつながる動画づくりを目指して日々、工夫を重ねています。今回の動画では、クーポン施策も実施。さらにミニストップの店内でどのようにクーポンを入手し、商品と引き換えるのかまで動画内で紹介。店舗で商品を入手するまでをサポートしたいと考えました。
菊地:施策を実施したことで、F1層の店舗送客につながったと思います。実際に、動画配信前後での購入者数の増加率が、10代・20代女性は全世代と比較して3倍になりました。
―今後、2社のコラボで実現したいことはありますか。
菊地:ミニストップの店内には動画を流せるサイネージが多く設置されています。また店内でも「C CHANNEL」と連動した演出をすることで、よりユーザーの目を引くことができる仕掛けも検討しています。
蓑田:私たちも店舗への送客だけでなく、店内の環境づくりまで統合的にサポートさせていただけないかと考えています。F1層の行動を喚起する当社の知見を、動画制作以外の部分でも活かせるような提案をさせていただきたいですね。
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