メディックスは10月25日、東京・表参道の宣伝会議にて「AI時代の機械学習を活用した効率的な広告配信手法」をテーマにセミナーを開催した。機械学習を使った広告配信の自動最適化のソリューションの仕組みや活用について、事例を交えながらポイントが解説された。

メディックス 第3営業部 部長 當流谷圭氏による講演の様子。
同じルールで自動化してもパフォーマンスに違いが出る
デジタルマーケティングにおけるソリューションをワンストップで提供するインターネット広告会社のメディックスは、機械学習を活用した効率的な広告配信手法をテーマにセミナーを開催した。
セミナーの冒頭ではメディックスの當流谷圭氏が、具体的にAIに何を学ばせると広告配信における自動最適化の成果を高められるのかを説明した。
同氏はGoogle広告で自動入札を行った時の成功事例、失敗事例を紹介。同じようなルール型の運用をしていたアカウントが自動入札を導入した結果、明暗が分かれたことから「自動化するだけで全てがうまくいくわけではない。機械学習の内容が重要になる」と述べた。
さらに、機械学習の成果を上げるための5つのポイントを提示。「①機械化のしくみを理解する、②機械が判断できるだけのデータ量を確保する、③関連性の低いクエリは除外するなどデータの質を確保する、④極端な目標設計をしない、⑤学習期間の初動は大幅に配信が伸びるが数日で落ち着き始めるので一喜一憂しない"慌てない心構え"が大事」と説明した。
當流谷氏は機械による自動化が進む時代に求められる広告会社の役割についても触れ、「広告配信の自動化が一般化した際に、広告会社など運用者に求められることは、日々のメンテナンスやさらに良いデータを与えて設計していくことはもちろん、運用に追われ、向き合いきれていなかったクライアントビジネスの本質的な課題に向き合っていくこと。高度なマーケティング支援を行うため、運用者は視座を上げていくことが必要となる」と述べた。
最後に「機械学習は身近なものになっている。目的を持って活用することが重要。5つのポイントを実施すれば機械学習の効果を上げることが可能だ。ぜひトライしてほしい」と結び、セミナーを終えた。

メディックス 第3営業部 部長 當流谷圭氏。
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