フェイスブック ジャパンと宣伝会議はInstagram広告のベストプラクティスを発掘する「Mobile Creative Award」を開催。初回ながら146点に及ぶ応募作品が集まり、コンバース生誕110周年「SHOES OF THE DEAD」キャンペーンがグランプリを獲得した。キャンペーンの詳細と、『人とブランドのつながりを深める』ためのヒントを聞いた。
「愛してくれてありがとう」ブランドからのメッセージを訴求
第1回「Mobile Creative Award」でグランプリを受賞したコンバースフットウェアの「SHOES OF THE DEAD」。ブランド110周年の節目に、キャッチーで面白いキャンペーンを、との想いから始まった企画だ。
ボロボロになるまで履きこんだコンバースを「#ゾンビコンバース」のタグをつけて投稿すると、抽選で3つの新シリーズから新作シューズが当たるという企画は、「コンバースブランドの長い歴史を感じさせつつ、新商品の訴求も狙った」と高瀬氏。
キャンペーンでAEを担当したコスモ・コミュニケーションズ 高橋弘樹氏は「ボロボロになるほど格好いいというシズルはコンバースならでは。履き古された『死ぬほど愛されているシューズ』たちはまさにブランドと人の強い絆そのもの。ボロボロになるまで履いてくれてありがとうというメッセージをコンバースらしいユニークな手法で伝えるためにブランドの本質を堀り、言葉で方向性を定めてコンセプトを組んでいった」と語る。
結果的に同社の過去の投稿キャンペーンを大きく超える反響があった。「特徴的だったのが、写真と一緒にコンバースとの思い出を投稿してくださっていること。誘導することなく、コンバースのブランド観や、ブランドとの絆を発信してくれたのが驚きでした。『#ゾンビコンバース』のハッシュタグも共感を呼び浸透したのでは」と高瀬氏。
オシャレに関心の高い層が活用するメディアとして、当初からInstagramには注目していた。「最近はInstagramユーザーが増えて一般化した半面、大量の情報が流れているため興味を引くキャッチーさやウィットが重要だと思っています」(高瀬氏)。
ブランドターゲットの20代の利用率が高く、ビジュアルで見せる点にも魅力を感じ、常に重視しているメディアだともいう。「今後は、リアル感のある『ストーリーズ』の機能も活用していきたい」と高瀬氏は語った。
- CD+C:坪井 卓
- CD+AD:長島 慎
- AD+D:橋本 暦
- D:鈴木 海
- 演出:志真健太郎
- TD:鈴木利弥
- PRG:ディモ・ドヴァンダ、田中直人、荒瀬亮太、古田龍
- EPR:重村洋佑
- DP:佐藤 匡
- PR:割方達朗
- PM:高垣慶大
- AP:福木裕一朗
- MA:吉方淳二
- ST:山王丸久美子
- HM:自由廊、モリオカユウスケ
- CAS:杉本忠典
- AE:高橋弘樹
- インタラクティブディレクター:木下 剛
- Webアートディレクター:足守新吾
- Webデザイナー:千葉 真、三田彩佳、金子 栞
- コンバースジャパン/コンバースフットウェア
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Mobile Creative Award
全受賞作品の詳細はこちら:https://mca.sendenkaigi.com/