Yahoo! JAPANには、日々の検索される言葉が膨大な量の「検索データ」として蓄積されている。そのデータはこれまで、広告のターゲティングなど、機能的な用途で利活用されてきた。しかし、まったく異なる手法で使うことで新しい動画が生まれた。
Search for 3.11「ビッグデータ篇」
震災関連の検索結果のビッグデータを、時系列で可視化したスペシャルムービー。検索ワードの数を文字の大きさに換算して表し、時系列にまとめた。
切り口を与えればデータは表情を持って語り出す
地震、伝言板、ガソリン、計画停電、義援金─ひときわ大きく映し出されるこれらの言葉たち。しかし、時間の経過とともに、だんだんと言葉は小さく、そして少なくなっていく。
これは東日本大震災から丸3年が経過した今年3月11日に、Yahoo! JAPANが実施した復興支援企画「Search for 3.11」プロジェクトにおいて公開されたスペシャルムービーの内容である。写真は一切使われておらず、あえて文字だけの構成にこだわってつくられている。
動画に出てくるこれらの言葉は、震災のあった2011年3月11日以降にYahoo!検索で実際に検索された言葉だ。1時間ごとに、その言葉が検索された回数を文字の大小に比例させ可視化している。このムービーを見ると、震災発生時刻の15時頃を境に、震災・東北関連の検索が爆発的に増えたということが、ビジュアルで直感的に理解できる。
「Search for 3.11」のプロジェクトリーダーである ...
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