5月13日、アイウエアブランドのJINSが世界初の「自分を見る」アイウエア「JINS MEME」を発表した。最新鋭のセンシング技術で可視化された生体データは、私たちの生活を、また企業と生活者の関係をどう変えるのか。
ビッグデータよりもディープデータに注目
眼球の動きや体の傾きなど、その人自身の喜怒哀楽の感情や興味関心などを示すデータを「ディープデータ」と呼び、今新たに注目が集まっている。ジェイアイエヌが2015年春に発売を予定するJINS MEME(ジンズ・ミーム)は、世界で初めて「三点式眼電位センサー」を搭載し、リアルタイムにディープデータを計測できる“センシング・アイウエア”だ。
一見、普通のメガネと変わりなく、軽量で、オフィスワークやランニングの際も違和感がない。しかし、メガネを支える2つの鼻パッドと眉間部分には「三点式眼電位センサー」が搭載され、八方向の視線の動きやまばたきをリアルタイムに検知する。
東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授ら5名の大学の先生の協力を仰ぎ、産学共同体制で実現にこぎつけた。
開発がスタートしたのは約4年前 ...
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