あらゆるスポーツビジネスに携わり、徐々に事業規模を広げているドーム。「有明ヘッドクォーター」と呼ばれる新オフィスはその象徴であり、さらに先を見据えた場所でもある。アスリートから熱い支持を集め、急成長を遂げる企業のオフィスとはどのような場所なのだろうか。
トップアスリート専用のトレーニングジム「ドームアスリートハウス」。1階と2階にまたがるその総面積は400坪あり、専門トレーナーも常駐している。
アンダーアーマーの日本ライセンシーであるドームは2015年9月に、「コンバット&リゾート」というコンセプトを持ったオフィスに移転。「仕事は戦い、でもそのためには静養も不可欠」という意味を持ち、有明の倉庫を改装してつくられたそのオフィスは、「有明へッドクォーター」と呼ばれている。「今回の移転に伴う改装は第一期で、2017年春に向けてさらに拡張工事を行う予定です。その際には、フロア間をまたいだコミュニケーションを取りやすくするための工夫や、アンダーアーマー直営店の設置などを考えています」と語るのは、社長室の高木玲奈氏。
1階と2階がジムとカフェ、3階から5階が執務エリアとなっており、トレーニングジムは契約選手向けの完全予約制だが、社員は朝や夜など空いている時間には自由に使用できる。執務フロアは倉庫をリノベーションした物件だけあって、天井が高く窓も大きい。1フロアに100人ほどの社員がいても、広々と感じられる。
今回の移転は社員数の増加に伴い ...
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