ITによるレンタカー業界の変革から始まったリーボの挑戦は、地方の魅力を発信する取り組みに拡大。「ここに行きたい」と思わせるコンテンツ制作に力を注ぐ。

キャンピングカーなど、個性豊かな車種も揃うレンタカー予約サイト「ビークル」。
博多発、リーン・スタートアップ*1で成長を目指す起業家がいる。2011年7月にリーボを設立した松尾龍馬氏だ。
着目したのはレンタカー市場。「中堅・中小のレンタカー会社は全国に約8000もあります。それらは、キャンピングカーなど、個性豊かな車種を揃えていますが、稼働率は低い。レンタカー市場自体は伸びているので、そこにギャップがあると気付きました」。
リーボは2014年11月、レンタカー予約のためのポータルサイトとして「Vビークルeecle!-eエクスペリエンスxperience」を開設。現在は全国240社・8500台のレンタカーが登録されている。
さらに2015年6月、全国の観光地を紹介するウェブメディア「キテネ」をスタートさせた。ユーザーの「ここに行きたい」という思いを喚起することで、結果的にレンタカーの利用につなげる狙いだ。8月には …
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