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匿名記者が明かす残念な広報対応

まるで営業の言いなり…「会社の事情」を振りかざす広報を匿名記者が斬る

記者と広報は、なぜすれ違う?第一線で活躍するメディアの記者に本音で語ってもらいました。

ビジネス誌 編集者 Aさん(男性)

大手メディアからビジネス誌の編集者に転職。現在は企業取材をメインに活動している。記者仲間やデスクと夜な夜な飲みに行くことが唯一の楽しみだが、深夜にラーメンを食べ過ぎて体調を崩しがち。来年の東京マラソンを目標に、最近密かにジムに通い始めた。

©dedmazay/123RF.COM

読者の皆さん、こんにちは。大手メディアで官庁クラブ詰めの記者として勤務し、今はビジネス誌で記者兼編集者をしております、Aと申します。今は企業が主な取材相手でして、読者の皆さんの中には、何度かお世話になっている方もいらっしゃることでしょう。

さて、かつて政治家や官僚が主な取材対象だった私。取材は基本アポなしか、せいぜい前日か当日のアポイントがほとんど。転職して主な取材先が企業に移り、翌週の取材依頼でも「急ですね」と言われるなど、官公庁の広報対応との差に戸惑うことも多かったです。中でも一番違和感があったのは、企業側のエゴといいますか、「大人の事情」を押し付けられたとき。利益を追い求める企業の性質上仕方のないことかもしれませんが、民放を除く大手メディアの記者はほぼビジネス経験がありません。「大人の事情」には耐性がなく、筋が通らないことに反発を感じてしまうもの。今回は中でも …

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取材依頼しただけで「法的手段に訴える」と通知が・・・。 広報の品格は取材の断り方に表れる。

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