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匿名記者が明かす残念な広報対応

「仲良しクラブ」な広報にイラッ 業界誌記者が明かす残念な対応

記者と広報は、なぜすれ違う?第一線で活躍するメディアの記者に本音で語ってもらいました。

業界誌 元記者 Mさん(女性)

IT業界の業界誌記者を経て、現在はアニメからビジネス、スタートアップまで様々な分野の記事を執筆するフリーライター。仕事柄ITに詳しいと思われがちだが、自宅の無線LAN設定やパソコンのセットアップは、すべて友人にやってもらった。2016年の目標は、夜型生活から脱して夜明けとともに起きる朝型人間へ生まれ変わること。

イラスト:©dedmazay/123RF.COM

筆者は今でこそフリーライターとして様々な分野の取材をしているが、かつてはIT業界専門メディアの記者だった。雑誌媒体もウェブ媒体も両方経験したが、媒体の違いはどうあれ、いうなれば「業界誌の記者」だ。今回はそんな業界誌の記者として、かつて出会った残念な広報のパターンを2つほど挙げてみたい。具体的には「業界噂話好き」と「海外からの情報をそのまま出すだけの広報」だ。

仲良しクラブってどうなの?

業界誌・紙(以下業界誌)は、一般誌・紙よりも業界との結び付きが強い。一般誌・紙の経済記者が2〜3年で異動するのに対し、業界誌の記者はその分野の専門記者としてキャリアを積んでいく。広報にとって有力業界誌の記者人脈が財産になるように、記者の側も、有力企業の広報とのつながりは大切だ。

業界誌記者と広報が集まる「業界親睦会」のような飲み会もある。所属企業が違っても、記者は記者同士、広報は広報同士で顔見知りも多いため …

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