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社内報のつくり方

経営の後押しに リンナイの社内報編集部に突撃

リンナイ

インナーコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。社内広報活動の根幹業務であり、社員を巻き込む企画力や編集力が問われます。今回は熱機器メーカー大手のリンナイの社内報制作の裏側に迫ります。

リンナイ
『Rinnai Life』

周辺取材でインタビューに深み

名古屋市に本社を持つ熱機器メーカーのリンナイ。愛知県内に4カ所の製造拠点、全国98カ所に営業拠点を持ち、主力のガス機器のシェアは国内トップを誇る。国内市場が飽和しつつある中、5期連続で増収を記録。今年度からは「進化と継承2017」を掲げた、中期経営計画も動き出している。

そんな同社の成長を後押しする、従業員間の重要なコミュニケーションツールが1969年創刊の『Rinnai Life』だ。従業員やその家族向けに、季刊で発刊されている。

『Rinnai Life』は、2013年から段階的に内容やデザインをリニューアルし、やや固い印象だった内藤弘康社長からのメッセージは、寄稿形式からより読みやすいインタビュー形式に変更。このほか、各拠点や部門で活躍する成果を上げた社員にインタビューするコーナー「輝く、リンナイ人」もスタート。今では読者アンケートでも上位にランクインする人気企画となっている。

「本人への取材のほか、普段やり取りをしている取引先や同僚などに取材し、その人の普段の仕事ぶりについて、客観的な視点で語ってもらっています。掲載しきれなかった話は、後で取材対象者本人に『あの人がこんな風に褒めていましたよ』と伝え、モチベーションアップにも役立ててもらっています。インタビューをした人がその後も社内報のファンになってくれることも多いですね」と、誌面リニューアルを手がけ、現在も同連載を担当する同社首都圏企画室の田中愛美氏は振り返る。

編集は広報担当1人で担当するが、各地域・部門ごとに情報収集を手伝ってくれる編集委員18人を配置。企画に関して意見をもらうほか、広報室では拾いきれない情報収集に役立てる。

今春から新たに誌面を担当している広報室の藏島岳雄氏は、今後は社の経営方針を社員に伝達する役割を強化したい、と意気込む。

「例えば、今年度からの中期経営計画について、分かりやすく噛み砕いて解説するコーナーもスタートしました。難易度の高い内容ですが、できるだけ理解しやすくなるよう、図表やイラストも用いて工夫しています」。

従業員のモチベーションを高めつつ …

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