日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

社内報のつくり方

社長にコラムの感想をフィードバック 森ビル『MORINET』編集部に潜入

森ビル『MORINET』編集部

インナーコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。社内広報活動の基幹業務であり、社員を巻き込む企画力や編集力が問われます。今回は、イントラネットでタイムリーな情報発信を行う森ビルの社内報制作の裏側に迫ります。

森ビル『MORINET』

img01

イントラでタイムリーに発信

総合デベロッパーとして六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなど東京都心部を中心に大規模複合開発を展開する森ビルグループ。グループ会社は26社あり、本社は1296人(2014年4月現在)の社員が勤める。本社の広報室では13人が報道対応やインナーブランディング、広告やコーポレートサイトなどの制作・運営、危機管理広報などを兼務して行っており、イントラネットの社内報『MORINET』は編集長の山下佳美さんを含めて2人が担当する。

『MORINET』の主な役割は
(1)企業文化・理念の浸透
(2)情報共有
(3)部署同士の相互理解やコラボレーション

の3点。元々は紙媒体だったものを、2007年を機にイントラネットへ全面移行した。その理由を山下さんは「紙媒体ではどうしてもタイムリーな情報を発信できないことが課題でした」と語る。

情報発信のポイントは
(1)経営層と社員の縦のつながり強化
(2)同社らしさの継承
(3)情報共有
(4)社員同士の横のつながり強化

の4点。これらを主軸とした情報発信を行っている。

閲覧数など社内の反響を明確な数字で把握することができるのも、ウェブ版のメリットのひとつ。「同じ内容でも、社員の顔が見える記事が人気の傾向にあります」と山下さん。見出しをキャッチーにしたり、社員の写真をサムネイルに使用したりと、読みたくなるような導線づくりを工夫している。また、勤怠管理や決算手続きツールのログイン画面を連携させることで、業務中に触れる機会もつくっている。

「『MORINET』を介して発信している人事情報は非常にアクセス率が高いので、読ませたい記事を同じタイミングで公開するようにしています」。

特筆すべきは …

あと65%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

社内報のつくり方 の記事一覧

社長にコラムの感想をフィードバック 森ビル『MORINET』編集部に潜入(この記事です)
現場と広報チームの“橋渡し役”が活躍 東芝『TOSHIBA LIFE』編集部に潜入

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する