メディアに評判の良い広報、そうでない広報は何が違うのか。記者が一目置く、広報のプロフェッショナルのテクニックを共有しよう。

記者会見の際、いかにスムーズに進行できるかも広報担当者の腕の見せ所だ。
「みんな平等」では愛されない
どちらかと言えば、普段の仕事の中で記者から文句を言われることはあっても、褒められることは少ない、悲しき広報担当者。しかし、中には、記者の感動を呼んだ、“神”対応を実現した人もいる。記者の証言をもとに紹介したい。
ある中堅記者はこう語る。「記者ごとに特別感を出せる広報はすごいと思います。『あなたにだから教えるんです』というのが伝わると、悪い気はしないです。逆に『記者の皆さんに平等に対応します』と言われると、がっかりする。良かれと思って言っているんでしょうけれど、正直言ってそういう広報と仲良くなろうとは思いませんね。付き合ったら何かネタをくれるかな、と思わせてくれる。そういう人ができる広報だと思います」と語る。
その記者や新聞社ごとの…
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