クロス新宿ビジョン「巨大3D猫」
7月上旬JR新宿駅東口を出てすぐの道路越しのビル上部に巨大な三毛猫が出現した。この猫は、建物の上部2/3以上を占める「クロス新宿ビジョン」と名付けられた巨大なディスプレイに映し出された立体映像。縦約8メートル、横約19メートルに及び建物の2面にわたる湾曲構造をしているため、トリックアートのような奥行き感のある3D映像の放映が可能だ。
この「巨大3D猫」は「かわいい!」とSNSを中心に話題となり、現地で撮影された多くの画像や動画が投稿された。またTwitter上では「新宿の猫」がトレンドワードとなり、その後テレビ番組や国内外のWebメディアに連日取り上げられた。投稿者の中には、手づくりのビルの模型に飼い猫を座らせて「リアル3D猫」として再現した猛者まで現れた。
不動産事業者ならではの視点
配信を行なっている不動産会社のユニカの藤沼良丞氏によると、今回の企画は再開発が進む新宿東口エリアで、「クロス新宿ビジョン」自体をランドマークにしたいという想いから始まったという。渋谷の「ハチ公」、池袋の「いけふくろう」など人が待ち合わせで利用できるような場所をつくることで、結果的にその場所の価値を従来以上に高めたかったそうだ。不動産事業者ならではの視点といえる。
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