販売促進の専門メディア

           

アクティベーションツール

買い物客一人ひとりに向き合う店頭DX施策

向坂文宏(桜美林大学)

パナソニック ラムダッシュ カウンセリング機能付きサイネージ什器

パナソニックの電気シェーバーは、1955年に国産初の電気カミソリとして登場してから、65年以上の歴史を持つ。時代の先端技術を取り込むことで進化し、今ではラムダッシュブランドとして「毎日髭を剃る人」「時々剃る人」「顔全体を剃る人」「部分的に使用する人」など、様々な髭剃りのニーズに応えた商品ラインナップが取り揃えられている。

このようなラインナップを持つ商品選びに役立つのが、売場でのカウンセリングツールである。買い物客の悩みなどを聞き、最適な商品に辿り着くよう案内をしてくれるツールだ。形状としては、印刷物やタッチパネル式のPOPサイネージなど様々である。

ただし、商品選択時にはたいへん便利ではあるものの、不特定多数の買い物客を対象とした最大公約数的な回答となるため、どうしても買い物客一人ひとりと向かい合った案内にはなりにくい。そこでラムダッシュは、カメラを組み込んだサイネージ什器を開発することで、個人にフォーカスしたカウンセリングを行う仕組みづくりにチャレンジしていた。

このサイネージ什器も、従来のカウンセリングツールと同じように、画面へ表示した複数の質問に回答すると、商品ラインナップの中から最適な商品をお勧めしてくれるというものである。質問は...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

アクティベーションツール の記事一覧

スマホとPCで見えている世界は異なる
ビルから飛び出す街のアイコン クロス新宿ビジョン「巨大3D猫」
買い物客一人ひとりに向き合う店頭DX施策(この記事です)
ポップでオシャレな渋谷区のビール
余白を残したコンテンツを発信することの意味
シェアリングエコノミーの媒体価値
木材を効果的に使用した什器、素材から伝わる様々な価値
今だからこそのDEAN & DELUCAのパッケージ
「ファンベース」に「SNS」は不可欠?
アートの力でWOW!を創出
買い物行動に合致するサイネージ什器
ファミマの「なんか綺麗でオシャレそうな物」
海外バイヤーに向けたBtoBライブコマース
SNSは情報発信だけではなく「傾聴」活用にも
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する