タカラトミーは今年、盤ゲーム「人生ゲーム」45周年のプロモーションを展開。その一つ「ヨロン島 リアル人生ゲーム」は、鹿児島県与論島とタイアップし7月20日~9月16日まで実施したイベント。800人超が参加した。
2012年、相次ぐ台風の被害にあった与論島。停電中の民宿で、宿泊客の子どもを楽しませようと取り出されたのが「人生ゲーム」だった。「島の形がゲームのルーレットに似ている」。そんな子どもの気付きがきっかけとなり、与論町商工会青年部がタカラトミーに共同企画を打診。45周年を迎えたロングセラー商品の露出を増やし、人生ゲームへの興味を喚起させていくことを狙い、タイアップイベント「ヨロン島 リアル人生ゲーム」が実現することになった。
島内の4カ所に大型ルーレットを設置し、島を観光しながら、与論島オリジナルの人生ゲームが楽しめるというもの。ゲームで使う仮想紙幣は、島内の店舗で使える商品券と交換できる仕組みにした。
企画した同社トイゲームチームの武田誠氏は、与論島を「人生ゲーム島」と打ち出し、旅行代理店と組んだ旅行パックや、テレビ番組でのパブリシティを提案、実現させている。
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