ガンホー・オンライン・エンターテイメントは8月29日にPS Vita用ソフト「ラグナロク オデッセイ エース」を発売。それに合わせ、ゲリライベントを実施した。
8月10日夜、プロジェクターを背負った傭兵が渋谷の街に繰り出した。建物の壁面や道などに、発売前の「ラグナロク オデッセイ エース」の画面を映し、大画面でゲームを楽しむ姿は街行く人の視線を集めた。その様子をムービーに収めサイトでも公開している。実施にあたり、プロジェクターマンとなる傭兵を募集する駅貼りポスターやウェブ広告などを掲出。傭兵募集の広告は、何の仕事なのか謎だらけ。それが目を引きウェブニュースやSNSで話題となった。ガンホー・オンライン・エンターテイメントの岡野吾朗氏は、発売を盛り上げるインパクトのある展開ができないか、とクリエイティブエージェンシーのENJINに打診。企画書のプロジェクターマンの絵が強く印象に残り採用を決めた。「巨大な敵を倒すアクションゲームなので、プロジェクターで大きく投影すれば、巨大さや動きも印象づけられると考えました」と話した。
ゲリライベントの企画書
提案者:ENJIN
プレゼン相手:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
提案時期:「ラグナロク オデッセイ エース」の発売プロモーションを練る段階
企画書データ
(1)(2)ENJINの堀江健一氏が「ゲームの広告かどうか分からないような、謎のある広告で話題をつくれないか」と出したアイデアが「傭兵募集」の言葉。ハンティングアクションゲームの敵を倒す「傭兵」たちが集まり、ゲーム楽しむ姿をイメージした。さらに同社の長井崇行氏が考えたプロジェクターマンのアイデア(下のスケッチ参照)を組み合わせ、プロジェクターマンの「バイト」を募集する「傭兵募集」という案に着地。