改めてデザインの『かたち』に目を向ける
2017年のグッドデザイン賞には、さまざまなジャンルから4495点の作品が集まり、1403点が受賞作品として選出された。審査委員長を務めて3年目となる永井一史さんに、本年度の審査をふり返ってもらった。
近年、「デザイン」という言葉が示す意味は広がりをみせている。グッドデザイン賞への応募にもプロジェクトなどが増え、評価対象の多様化が進む。本年度の審査ではモノもコトも最終的に表出される部分がどれだけのクオリティに仕上がっているかが改めて重視された。受賞作の中から、大賞を含む注目の作品を紹介する。
2017年のグッドデザイン賞には、さまざまなジャンルから4495点の作品が集まり、1403点が受賞作品として選出された。審査委員長を務めて3年目となる永井一史さんに、本年度の審査をふり返ってもらった。
グッドデザイン大賞を受賞したのは、ヤマハが開発した新しい楽器「Venova」(ヴェノーヴァ)。指での操作はリコーダーに近いが、音色はサクソフォンに近い。開発の背景を担当者のひとり、B&O事業推進部 B&O商品企画グループ中島洋さんに聞いた。
充電式で、高齢者にも使いやすい耳かけ型補聴器。小型電池の交換が不要となり、ケースに置くだけで簡単に充電できる。