新しい視点や思考、あるいは対話の可能性
「あ、共感とかじゃなくて。」
「共感」とは、自分以外の誰かの気持ちや経験などを理解する力。近年、その重要性が強調される一方で、安易に共感されることや共感を強要する同調圧力に違和感を覚える場面もあるだろう。有川滋男、山本麻紀子、渡辺篤(アイムヒア プロジェクト)、武田力、中島伽耶子の作品を通して、「あえて共感を避ける」という視点を提案する本展は、人間関係やアイデンティティ確立の過程に悩むことも多い10 代を含めた全ての人が、答えのない問いを考え続ける面白さを体験できる場だ。
「あ、共感とかじゃなくて。」 | |
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開催中、11月5日まで 東京都現代美術館[東京・江東区]
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47年続く挑戦的な広告のデザインアーカイブ
NAGAI&TAKEO――永井一正デザインによる竹尾広告
1977年の『グラフィックデザイン』誌No.67に始まり、1986年以降は『アイデア』誌に引き継がれる形で47年にわたって続く竹尾のファインペーパー広告。
毎号異なるファインペーパーを使用し、表面にグラフィックデザイナーの永井一正によるグラフィック、裏面に…