作家と作品を通じて暮らしに思いを馳せる
「鹿児島睦 まいにち」展
「役に立たないもの、美しいと思わないものを、家に置いてはならない」とはイギリスの芸術家・思想家、ウィリアム・モリスの言葉。その思想は、人々が日々の暮らしに目を向けるひとつのきっかけとなった。
時を超え、福岡を拠点とする陶芸家・アーティストの鹿児島睦もまた、人々の暮らしを想い、作陶に励む一人。「器は使うものであり、見るものでもある」という考えのもと、線彫りや蝋ろう抜きなどの技法を使いながら10色ほどの顔料で草花や生き物をモチーフにした絵皿を制作している。
会場では動物や植物をモチーフにした新作約200点の器を、「あさごはん」「ひるごはん」「ばんごはん」のための大きなテーブルや壁面に並べるほか、国内外のコラボレーションから生まれたプロダクツや作品約100点を、「さんぽ」「おやすみなさい」といった日々のシチュエーションの中で紹介。
また、鹿児島の器にインスピレーションを受けて作家の梨木香歩が書き下ろした新作絵本『蛇の棲む水たまり』の世界に分け入るような鑑賞体験も用意されている。
「鹿児島睦 まいにち」展 | |
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期間 | 10月7日~2024年1月8日 PLAY! MUSEUM[東京・立川市] |
時間 | 10時~17時30分(土曜・日曜・祝日は18時まで、入場は閉館時間の30分前まで) |
休館日 | 会期中無休(年末年始を除く) |
観覧料 | 一般1800円 大学生1200円 高校生1000円 中・小学生600円 未就学児無料 |
お問い合わせ | PLAY! MUSEUM 042-518-9625 ※当日券で入場できます。休日および混雑が予想される日は、事前決済の日付指定券(オンラインチケット)がおすすめです。 |
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