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地球にぽつん。自然の雄大さを体感できるジオホテル

海士「Ento」

2021年7月1日、島根県隠岐諸島の海士町(あまちょう)に「隠岐ユネスコ世界ジオパークの泊まれる拠点」として、Entô(エントウ)(事業主:株式会社海士)が誕生した。宿泊機能と、展示室“Discover”やフィールドコンシェルジュなどのジオパークの魅力を体験するための機能を包含する本格的なジオホテルは日本初となる。

EntôのVI。Photo:安永ケンタウロス

すっと馴染むデザイン

島根県松江市七類港からフェリーで約3時間の海の旅を経て、たどり着くのは隠岐諸島のひとつ、海士町。火山活動が生み出した雄大な自然や独自の生態系は、隠岐ユネスコ世界ジオパークにも指定されている。そこに誕生したのが、ジオホテル Entôだ。

「Entôは漢字では『遠島』と書きます。文字通り『遥か彼方、遠く離れた島』そして『島流し』を意味します。古くから遠流の地と定められた隠岐。離島でありながら豊かな湧水に恵まれた土地で、飢えたり、生活に危険を覚える場所ではなかったことから、後鳥羽上皇や後醍醐天皇、平安時代の歌人小野篁など、高貴な方々が隠岐に流されてきた歴史があるそうです」と日本デザインセンター 三澤遥さん。このネーミングはコピーライターの是方法光さんによるもの。

そして、VIはEntôのコンセプト「地球にぽつん。」を膨らませてつくられた。「視察に何度か通う中で、都心から離れたこの地にフェリーに揺られて遥々たどり着く体験、その『遠さ』こそが価値だと感じました。どこまでも続く海の先、水平線にぽつんと浮かぶその姿は、小さくても存在感を放っていて、目に焼き付きました。そのイメージをそのままにロゴに落とし込みました。大きな余白に小さく置いても、ピリリと効いてくる静かな存在感、そんなロゴの有り様です」(三澤さん)。

施設内を...

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