「目を奪われるドラマです。」番組提供と連動で目の謎を解く広告
ロート製薬は1月、連続ドラマ『院内警察』(フジテレビ系列)の番組提供に合わせて、ドラマとコラボレーションし謎解きの要素を盛り込んだ交通広告を展開した。一見するとドラマの番宣広告のようだが、広告主はあくまでロート製薬。「目」やアイケアの重要性にちなんだクリエイティブが展開された。
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映画『ゴジラvsコング』の公開に先立ち、5月28日に1本のWeb動画が公開された。その名も、「ゴジラ・青き日の衝撃」。“働く人の相棒”「BOSS」と「ゴジラ」のコラボレーションキャンペーンの第2弾だ。
第1弾が実施されたのは2019年5月。映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の公開に合わせて、Web動画「顔の映らない主役」篇が制作された。1954年公開の映画『ゴジラ』で初代ゴジラのスーツアクターを務めた中島春雄さんの働く姿を描いたものだ。100キロものスーツを身に着け、60度以上の暑さの中で闘う中島さんのプロ意識、そして葛藤は、ゴジラのファンを中心に大きな感動を集めた。
それから2年。第2弾として5月に公開されたのが「ゴジラ・青き日の衝撃」篇だ。ハリウッドの黄金期といわれる1930年代、外国映画に刺激を受けた日本の映画スタッフたちが特撮の技術を生み「ゴジラ」が誕生するまでを描いた。制作は、前作同様、電通と東宝を中心としたチーム。電通のクリエイティブディレクター 嶋野裕介さんは、「“働く人の相棒”のBOSSとゴジラのコラボなので、ゴジラという作品の中で“働く人”は誰だろう?と考えていきました。前回はゴジラの中の人、今回は映画人に注目しています」と説明する。
テーマは「情熱の連鎖」。ゴジラとコングの誕生のストーリーから生まれたものだという。「歴史を調べていくと、ゴジラの生みの親として知られる特撮監督 円谷英二さんは、1933年にアメリカで公開された映画『キング・コング』に憧れて『ゴジラ』をつくった、という話があったんです。外国映画に刺激を受けてゴジラが生まれて、その後『ゴジラvsコング』シリーズが続き、現在に至る。時代を超えて情熱が伝わっていく、そんな関係性を描きたいと思いました」。
「連鎖」を描くために印象的に用いられたのは...