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東北の人々の活力を「音」で表現

東日本旅客鉄道「ようこそ。東北LIVE」

東日本大震災から10年を迎えた今年。東日本旅客鉄道(JR東日本)では「ようこそ。東北LIVE」をタグラインに、交通広告やテレビCMを公開した。CMはYouTube上でも約320万回(4月現在)再生されている。

「ようこそ。東北LIVE」のグラフィック。

東北にもう一度人々を呼び戻す

4月1日から9月30日までの期間、JRグループ6社は、東北6県と各地域の観光推進団体、旅行会社などと共に「東北デスティネーションキャンペーン」を実施している。目的は東北エリアへの観光誘致。JRグループ主導の観光プロモーションは1期3カ月での展開が通例だが、今回は倍の6カ月に拡張。「エリア対象の観光プロモーションとしては国内最大級の規模」と、JR東日本 鉄道事業本部 営業部課長 和田佳史さんは説明する。2019年10月にはキャンペーンの開始に先がけてロゴが発表されるなど、数年かけて大規模なキャンペーンを企画してきた。

その一環として展開されているのが、JR東日本による、「ようこそ。東北LIVE」をタグラインとした広告キャンペーンだ。企画を手がけたジェイアール東日本企画のクリエイティブディレクター 大野健さんは、「震災から10年経った今、東北にもう一度人を呼び戻すための企画です。さまざまな地域の人々に向けて『もう東北は大丈夫だよ』と伝えるべく、東北の人々の元気さや活力を表現したいと考えました」と話す。

企画はグラフィックを先に制作し、その世界観を広げる形でCMがつくられた。「共通して、本来は目では見ることのできない『活力』を絵や映像でどう表現するか、と考えていきました。単に笑顔の写真ということでは、嘘っぽくなってしまうので。そこでグラフィックでは、地元の方々が楽しんで参加できるトリック写真の企画にし、人々の元気さや活力を引き出す工夫をしています」。たとえば岩手県 三陸鉄道の写真は...

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