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日本を代表する20人の漫画家が描く「東京」の姿

Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13 漫画「もしも東京」展

8月4日から9月5日まで、東京都現代美術館で開催された漫画「もしも東京」展。総勢20人の漫画家が、それぞれの考える「東京」を描き下ろした作品が展示された。

9月5日まで東京都現代美術館で開催された漫画「もしも東京」展。屋外展示した作品も。石塚真一さんの『Tokyo Sound』(中央)、大童澄瞳さんの『East East』(下)。

創作のテーマとしての「東京」

漫画「もしも東京」展の企画制作を担当したのは、博報堂やSIX、小学館などから成る実行委員会のメンバーだ。ことの発端は、小学館『ビッグコミックオリジナル』の石原隆編集長が「Tokyo Tokyo FESTIVAL 企画公募」に関心を寄せ、当時の博報堂の営業チームに話を持ちかけたことにさかのぼる。

「Tokyo Tokyo FESTIVAL 企画公募」とは、オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため、芸術文化都市としての東京の魅力を伝える企画を公募制で募集したもの。2018年の2月に漫画「もしも東京」展の案を提出し同年8月に採択されたが、新型コロナウイルスの影響もあり開催自体が延期に。今回1年越しに開催に至った、という経緯がある。

石原編集長と共に企画をリードしたのは、博報堂/SIXのアクティベーションディレクター 櫛田直希さん。「漫画」に注目し、「展覧会」という形式を選択した理由を、こう話す。

「『東京』は首都であるというだけでなく、そこに息づくカルチャーや暮らす人々を含め、憧れの対象だったり、“TOKYO”という異国の地であったりします。『東京』という概念の持つ奥行きから、それ自体が創作のテーマになりうる点にまず着目しました。それをどう描くかと考えた際に、世界でも注目の集まる日本の漫画家が表現したら、きっと見たことが無い『東京』が見えてくるだろう、と。展覧会という形態をとったのは、より創作の幅が広がりますし、漫画をアートカルチャーのひとつとして...

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