Clio Awards2020/2021
4月28日、第61回「クリオ賞」の各部門で最高賞「Grand」の作品が発表された。最多の4冠は、ワッパーがカビだらけになる様子から防腐剤不使用をアピールするバーガーキングの「BK Moldy Whopper」(INGO Stockholm/David Miami/Publicis)。クリエイティブエフェクティブネス、アウトオブホーム、プリント、ソーシャルメディアの4部門でグランドを獲得した。
日本からは江崎グリコ「Pocky THE GIFT」(電通)がデザイン部門でグランドに選出。電通 クリエーティブディレクター/アートディレクター 八木義博氏は受賞にあたり、次のようにコメントしている。「ロングセラーブランドのPockyにどんなアセットがあるのか。今、世の中の人々がどんなニーズを持っているのか。よく観察し、その結びつきを再設計することでビジネスを変革させるクリエイティビティが生まれると思います。パッケージデザインひとつで、既存流通を超えるイノベーションを生むことができる。デザインにできることはもっとたくさんあると信じています」。
当初、第61回クリオ賞は2020年10月に授賞式を行う予定だったが、新型コロナの影響でスケジュールが変更され「Clio Awards2020/2021」として実施。2019年1月から2021年2月までに展開された作品が審査対象となった。

Burger King「BK Moldy Whopper」(INGO Stockholm/David Miami/Publicis)(01)

江崎グリコ「Pocky THE GIFT」(電通)(02)