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社員の個性を伸ばし、クリエイティブの可能性を広げる社内プロジェクト。

東京アドデザイナース

2020年、設立から60周年を迎えた東京アドデザイナース。180人の社員のうち、約150人がクリエイターとして活躍している。2017年からは社内プロジェクト「クリエイティブ・チャレンジ」を開始。絵本やエコバッグを制作しクリエイターの活躍領域を拡大する取り組みを実施している。

2020年の「クリエイティブ・チャレンジ」で絵本やエコバッグを制作したクリエイターの皆さん。

社会に価値を提供する「クリエイティブ・チャレンジ」

グラフィックを中心に、近年はデジタルや動画などのクリエイティブも幅広く手がけている総合プロダクション 東京アドデザイナース。グラフィックデザイナー、コピーライター、Webクリエイター、イラストレーター、カメラマン、画像クリエイターなど約150人のクリエイターが所属し、幅広い領域をカバーしている。近年は広告代理店からの仕事に加え、企業との直取引の仕事も増えており個々のスキルを発揮するクリエイティブ環境が広がってきた。デジタル制作も成長・拡大しており、強みとするグラフィックとデジタルの融合にもこれまで以上に力を入れている。

「会社としてさらに成長していくために、クリエイター一人ひとりの力をいかに発揮させるかが重要です。そのためには、現状の仕事の枠に留まらず、幅広い領域でクリエイターがもっと力を発揮できる環境づくりに力を入れています」(代表取締役社長 篠原茂樹さん)。

そんな同社では2017年に「BRAND NEW」を掲げたリブランディングプロジェクトを開始。その一環として社内のクリエイターが自主制作に取り組む「クリエイティブ・チャレンジ」を実施してきた。これまでオリジナルのカレンダー、トートバッグの制作のほか、オンライン動画コンテスト「BOVA」(宣伝会議主催)などにも積極的に参加し入賞するなど、若手からベテランのディレクターまでが潜在力を発揮する場を創出している。いずれもクリエイターたちの創造性を刺激し、モチベーションを高めていくためにも篠原社長が大事にしてきた取り組みだ。

2020年の「クリエイティブ・チャレンジ」は、新たに絵本とエコバッグを制作した。クリエイター各々の個性を生かしながら、社会に新しい価値を提供していきたいという思いから生まれたものだ。

絵本は『いろどり森のデザイナーさん』『つかれた犬』『これから大きくなるきみへ』という3タイトルが完成。今後は多くの子どもたちの手に取ってもらおうと小児科病院などに寄贈する活動もスタートさせる。「イラストが得意なデザイナーとコピーライターがチームを組んだり、コピーライターが考えたストーリーを原案としたりと、個性の異なる3冊が完成しました。今後も“クリエイティブを通して社員を幸福にし、社会に価値を提供する”という理念のもと、絵本の制作を継続し、『TADのえほん』としてブランド化していけたらと思います」(コピーディレクター 鱒沢裕さん)。

一方、エコバッグについては社内で多数の応募があり、この中から社内審査を経て3種類を制作。元々は2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催で日本に世界中から多くの人が集まることを見据え、クリエイティブで環境問題に貢献できないかと考えた「CLEAN TOKYO PROJECT」を社内で立ち上げたのがきっかけだ。近年、プラスチックストローの廃止や2020年7月のレジ袋有料化といった環境配慮に力を入れる動きも広がっていた。そこで、「TOKYOの街を彩るエコバッグ」をテーマに、訪日外国人へも配布できるエコバッグのデザインを社内公募した。

「絵本もエコバッグも、プロジェクトに参加したことでクリエイター自身が機能するクリエイティブを意識するようになったと感じています。通常のクライアントワークの場でも積極的な提案につながっているのではないでしょうか。また、絵本やカレンダーなどの『クリエイティブ・チャレンジ』では、職種や経験、キャリアもフラットな形でチームを編成したことで、部門を超えた横のつながりが生まれたのも最も大きな成果でした」(アートディレクター 久保和仁さん)。

リモートワークが定着するなか、今後も社内で「クリエイティブ・チャレンジ」は継続していく。

「2020年は新型コロナの影響で“我慢の1年”だったと思いますが、今年は会社として進化の年にしていきたい。在宅での仕事はスムースに進んでいるものの、個人の作業だけでなくチームで有機的に機能してこそ優れたクリエイティブは生まれるし、クリエイターは成長します。当社は人材マネジメントにも力を入れていますが、一人ひとりの成長と、人と人のかけ合わせが生み出すクリエイティブのパワー。この両軸を成長の力としていきたい。一人ひとりには無限のクリエイティブ力が秘められていますし、150人ものクリエイターが競い合う東京アドデザイナースだからこそできることだと思います」(篠原社長)。

『いろどり森のデザイナーさん』『つかれた犬』『これから大きくなるきみへ』という3タイトルの絵本が完成。

「CLEAN TOKYO PROJECT」では、社内でエコバッグのデザインを公募した。

2019年に策定した新スローガンとCI。

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