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『作家性』から生まれる共感されるコンテンツ

ノアド

企業の広告やPR、映像の企画制作から、プロジェクションマッピングやイベントテクニカルまで手がけるクリエイティブ集団 ノアド。CEO/プロデューサー 浦野大輔さんは、「クリエイター自身が面白いと思い、人をワクワクさせるもので溢れる世界にしたい」と話す。

ノアドのメンバー。中央にCEO/プロデューサー 浦野大輔さん、左から2番目にCOO/クリエイティブディレクター 吉野匡志さん

パイオニア精神のあるクリエイティブを

「no address」を略して、ノアド。「場所や時間にとらわれず、そのタイミングに心が踊るものをクリエイトして届けたい」と、2015年にCEO/プロデューサー 浦野大輔さんが設立したクリエイティブ集団だ。「効率化や価値の最大化を目指すために、どの業界も常識や制作フローが固定化していきます。それに対してもっと自由でいたいんです。というのもテクノロジーが台頭し、生活者としての僕たちがワクワクすることもどんどん変化している。テクノロジーが時代を牽引している中で、それと同じくらいの影響力があるのがクリエイティブ。

すごいな、面白いなって思うものをつくっているクリエイターって、たくさんいると思います。でも、キッカケを待って閉じてしまっている部分もあるんじゃないかと。クリエイターが自身のパンドラの箱のようなものをぶち開けて、一人ひとりが本当に納得のできるものを自由な発想で発表したら、世界がドカンと変わるんじゃないかって」。

そんな浦野さんが大切にしているのが、“クリエイターの作家性”だ。「クリエイターが人生の中で感じたこと、考えていることから生まれる純度の高いキラキラとした想いのようなものに人々は共感する。むしろ人は他人のその部分に触れたいって思うじゃないかな」(浦野さん)。そこでノアドは、感じたことを実際に作品にする機会を設けている。その作品に生活者がどんな反応をするか。自身の作家性を通して感じる社会との接点がクリエイターにとって大事だという。そうしていくつもの企画が生まれている。

恋愛リアリティー番組が話題になる現在、それをもっと身近な世界観で表現できないかと、始めたショートムービーシリーズ『追いかけてキス』。さまざまなカップルの想いや関係性を、キスを通して描く物語だ。「2020年の6月からスタートしたSeason3では、Zoomを活用し、人との接触がしづらくなってしまった今の恋愛を描きました。世の中の人が共感し、興味を持つような表現を常に模索する。そこにはいつしか社会性が宿り、自然と社会的に価値のある表現になると思います」(浦野さん)。同シリーズは若年層を中心に支持され、累計で170万回再生を超えている。

また現在、海外配給を見越した自主制作映画『MAD CATS』を制作中。「国内配給や海外の映画祭を目指すことはあっても海外での配給をゴールにする自主制作映画って今まで無かった。海外の映画祭で審査員を務めて感じたことは、ハリウッドは日本のクリエイターに期待しているんです。未開拓な海外で配給するためのプロセス自体に価値がある。この映画で開拓したノウハウを日本のクリエイターに伝え、世界へジャパンクリエイティブの可能性を広げていきたい」(浦野さん)。

映画『MAD CATS』津野励木監督/ノアド、デザイン/mai imakita。

ショートムービー『追いかけてキス』亀山睦実監督/ノアド。

誰もが表現し合う全員クリエイター時代へ

また、「人々の生活様式が大きく変化する今を、新たな表現が生まれるチャンスでもあると捉えています」とCOO/クリエイティブディレクター 吉野匡志さん。「Zoomの登場で、これまでの映像で重視されていた画質の良さはあまり求められなくなりました。イベント会場や映画館と家では環境も大きく異なります。Zoomの参加者の数だけカメラを活用し、視聴者が自分の見たいと思う視点で見られる“無誘導の演出”が今の時代で求められる表現かもしれない。テクノロジーと演出を掛け合わせた今までにない表現に、これからも挑戦していきたいです」(吉野さん)。

「『追いかけてキス』もそうですが、“作家性”が世間から支持されて、制作会社が作品をIP化し、コンテンツメーカーになる時代がこれからやってくるのではと思います。それを見た企業が賛同し、スポンサーとなる。視聴者はそれを見て、企画を支援する企業に愛着を持つ。そんなクリエイター主体のクリエイター自身が本当に良いと感じる映像が増えていけば嬉しいです。スマートフォンが1台あれば、誰もがクリエイターになれる時代。全員が自分の想いを表現し、お互いに高め合う。そんな世の中をリードしていく存在を目指していきたいです」(浦野さん)。

短編映画『グラフィティ・グラフィティ!』松尾豪監督/ノアド。

映画『マイライフ、ママライフ』亀山睦実監督/ノアド。

映画『12ヶ月のカイ』亀山睦実監督/ノアド。

    お問い合わせ

    ノアド
    〒151-0072 東京都渋谷区幡ヶ谷1-3-1 幡ヶ谷ゴールデンマンション801
    TEL:03-6276-8040
    MAIL:info@noadd.today

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